なかなか競馬の収支・回収率が安定しないと悩んでいる人も多いですよね?
残念ながら、競馬は経験を積めば自然と勝てるようになるギャンブルではありません。
収支を安定させるには、経験に「うまい買い方」をプラスしなければいけません。
どれだけ経験を積んでも、上手な買い方が出来ていないと収支・回収率は右肩上がりにはなりません。
今回は、初心者でも簡単に実践出来る馬券の上手い買い方を紹介します。
的中率は気にしない!回収率を重視する
競馬でうまい買い方をしている、勝っている人の多くは「的中率をほとんど気にしていない」といった共通点があります。
「的中しなきゃ収支が上がらないんじゃないの?」
そう考える人も多いですよね?
残念ながら、その考えは間違いで、その考えのまま馬券を購入しているといつまで経っても競馬で勝つ事は出来ません。
競馬の上手い買い方、それは「回収率を意識する」
これがスタートラインになります。
的中率は購入点数を増やせば勝手に上がる
競馬で的中率を重視していない理由の1つが「購入点数さえ増やせば的中率は勝手に上がる」からです。
競馬は、馬券の種類を問わず、「全通り買えば100%当たるギャンブル」ですよね?
なので、どうしても当てたいのであれば、出来るだけ多くの組み合わせを買えば良いだけなんです。
しかし、出来るだけ多くの組み合わせを買うとどうなるでしょうか?
そうです。「1レースあたりの購入金額が増える」んです。
競馬の購入金額が増えるには2パターンがありますよね?
A:上記のように的中率を上げるために、出来るだけ多くの組み合わせを買う
B:1点に賭ける金額を増やした事によって購入金額が増える
どちらも同じ1レースあたりの購入金額が増えるですが、勝つための正解は「B」だけです。
Bは購入点数は増えず、1点あたりの賭け金が増えているので当たった時の利益が多くなります。
一方、Aは1点あたりの賭け金は変わらないのに、購入点数が増えているので当たった時の利益が少なくなります。
競馬の上手い買い方とは「無駄な組み合わせを省いて、必要な組み合わせにどれだけ厚く賭けられるか」とも言われているんですよ。
外れたり取りこぼすのが怖くて購入点数を増やすというのは、自分から生涯収支プラスを捨てているのと同じです。
「的中率=回収率」という間違った認識を捨てる
的中率を意識してはいけない理由は理解して頂けたでしょうか?
様々な予想方法を試しても、なかなか収支が上向かないという人の多くは「購入点数が多すぎる」事で収支を下げています。
競馬はトライ・アンド・エラーで予想の精度の向上や収支を安定させる事が出来るギャンブルでもあります。
予想・馬券が当たった・外れたに関係なく、馬券を購入したレースは、必ず反省会を行いましょう。
自分の予想と実際のレース結果を照らし合わせて「何が必要で何が不要だったのか」を明確にしましょう。
この繰り返しだけで、収支が安定する人も多いはずです。
1日に馬券を買うのは3レース程度
「競馬は馬券を買えば買うほど負ける」というワードを耳にした事はありませんか?
競馬を含む公営ギャンブルは、還元率が「約75%」に定められています。
還元率が75%という事は、100円買う毎に25円の赤字が出ているという状況になります。
100円につき25円と聞くと多くないように感じますよね?
しかし、1万円で2500円、10万円で2万5000円と考えるとどうでしょうか?
めちゃくちゃ勿体ないと思いませんか?
この赤字を抑える、競馬で勝つには「馬券を購入する頻度を減らす」のが効果的だという事です。
勝っている人は勝負レースを決めている
競馬で勝っている、所謂馬券の買い方が上手な人は「勝負レース」を決めています。
多くても1日3~5レース、少ない人は1日に1レースしか馬券を購入しません。
また、勝負レースで馬券が外れてもムキになって予定外のレースで勝負する事もありません。
上手な馬券の買い方とは、自分で選んだ勝負レースだけで馬券を購入するという事でもあります。
勝負レースを決める事で1レースあたりの賭け金を増やせる
勝負レースを決める、1日に馬券を購入するレースを3~5レースまでに絞る事は、馬券購入頻度を抑えるだけがメリットではありません。
普段、1日に5レース以上で馬券を買っている人も多いと思います。
1日の予算が同じ金額の場合、どちらが1レースに賭けられる金額が多いかは一目瞭然ですよね?
購入頻度を抑えつつ、1レースに賭けられる金額を増やす、さらに無駄な馬券を省く事が出来れば、どうなるでしょうか?
馬券が当たった時に得られる利益が、普段の倍以上になるケースが大幅に増えます。
勝負レースを決めるだけで、これだけのメリットを一度に得られます。
レース選びは自信のあるレースでOK
どのレースを勝負レースにすれば良いかわからないという人もいると思います。
そんなに難しく考える必要はありません。
前日・当日に気になるレースの予想をしてみて、その中から自信があるレースをピックアップするだけでOKです。
自信があるレースがないという時は、その日は馬券を買わずにエア予想で経験を積むのもおすすめです。
その他の覚えておきたいポイント
「回収率を意識する」「勝負レースを絞る」といった2点だけでも、かなり馬券の買い方は上達します。
しかし、まだまだ覚えておきたいポイントがあります。
そこで、ここでは、そのポイントについてサクッと解説しておきます。
直感よりもデータ・根拠のある買い方を優先する
時には直感も必要になるギャンブルですが、競馬は直感よりも「データ」や「根拠のある情報」を優先した方が良いと言われています。
競馬は、過去の様々なレースのデータが蓄積されています。
当該レースの過去の傾向を調べるだけで予想の精度を大きく向上させられます。
ほぼ同じ条件の馬でどちらを選ぶか悩んでいるといったケースであれば、直感を信じるのも1つの方法です。
しかし、過去のデータで優劣が付けられるなら、データを信じた方が無難だと言えるでしょう。
初心者は血統について勉強する
競走馬の強い弱いは「血統」によって大きく左右されます。
上記の理由から、競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれる事も多々あります。
ある程度競馬歴が長くなった人からすると、血統を予想に反映させる事は当たり前となっています。
しかし、競馬を始めたばかりの初心者はそうはいきませんよね。
競馬の血統は、しっかりと勉強すると、かなり複雑なので挫折してしまう人も多くいますが、まずは「強い血統」といった基本は覚えておいて損はありません。
長期的なプラスを意識する
どれだけうまい買い方をしていても、短期的に見れば負ける事もあるのが競馬です。
たった数回や数日で成果が出なかったからといって諦めてしまうのは、時期尚早だと言えるでしょう。
実際に競馬で勝っている人の多くは、短期間のマイナスについてはあまり気にしていません。
100発100中で馬券を当てられるという人なんて存在しませんからね。
競馬で勝ちたいなら、半年や1年、生涯と長い目で見て収支がなる自分なりの予想方法や買い方を探していきましょう。
まとめ
競馬のうまい買い方は、意外とシンプルな内容でした。
競馬で収支を安定させている人の多くが、今回紹介した買い方や考え方を実践しています。
これから、競馬で勝っていきたい、しっかりと収支をプラスにしながら競馬を楽しみたいという人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。