近年は、土日以外の平日に「地方競馬」を楽しんでいるという競馬ユーザーが増えています。

しかし、地方競馬は中央競馬と比べると「当たらない」と言われる事も珍しくありません。

ですが、結局は同じ競馬なんです。中央競馬と同じ予想方法では当たらないのは当たり前です。

地方競馬には地方競馬の予想方法があります。

今回は、地方競馬は当たらないと嘆いている人向けの「地方競馬の的中率を上げるためのポイント」をいくつか紹介していきます。

地方競馬は有名な血統馬が分からないから当たらない?

競馬の予想を行う時に重要となるのが「血統」ですよね?

競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれる事があるぐらい血統が大切となります。

強い血統の馬は強いというのが競馬の常識でもあります。

中央競馬に出走する馬の多くは、有名な馬の子どもなので、血統も調べやすくなっています。

一方、地方競馬では中央競馬で見かける有名馬の子どもは、そこまで多くありません。

競馬に詳しくない人からすると、有名な子どもの馬が一頭も見当たらないレースも珍しくありません。

血統から予想が出来ないだけで、馬券の的中率はガクッと下がってしまいます。

その結果、地方競馬は当たらないという結論に至ってしまうようです。

地方競馬はジョッキー(騎手)について詳しく知らない

血統と同様に「ジョッキー(騎手)」も大切な要素の1つですよね?

どれだけ強い馬がいても、騎乗するジョッキーが下手だと競走馬は100%の力を出す事が出来ず、簡単にレースに負けてしまいます。

しかし、地方競馬に中央競馬で活躍するジョッキーが騎乗するのは交流G1等の一部のレースぐらいです。

一般的なレースでは、中央競馬では見る機会のないジョッキーが騎乗しています。

各騎手についての情報がない状態では、誰が上手いのか下手なのか判断出来ませんよね?

地方競馬の騎手に詳しくなる前に地方競馬での馬券購入を辞めてしまう人が多くいる事も地方競馬は当たらないと言われる原因の1つとなっています。

競馬場の特徴を知らない

中央競馬は、全国にあるそれぞれのレース場はコースレイアウトが全く違いますよね?

特徴が違う事から、各レース場には違った特徴があります。

地方競馬も同様です。

コースは、一見すると同じ見るかもしれませんが、実は全く異なります。

全て同じ条件で予想していては、予想の精度はなかなか向上しません。

地方競馬で馬券が当たる、勝てるようになるには、各レース場の特徴をしっかりと把握する必要があります。

地方競馬で当てたいならココに注目!

以上が、地方競馬が当たらないと言われる主な原因となります。

ここからは、「地方競馬で馬券が当たるようになるコツ」をいくつか紹介していきます。

ここで紹介するコツは、基本となるのでそこから自分なりの予想方法を見つけてみてください。

地方競馬は「パワー」が重要になる?

中央競馬のダートレースを予想する際に各競走馬の「パワー」を比較する人は多いですよね?

地方競馬でもそれは同じです。

寧ろ、地方競馬のダートコースの方がパワーが必要だと考えている人の方が多い傾向があります。

その理由が「砂の質」です。

同じダートコースでも中央と地方では、使用している砂に大きな違いがあります。

中央競馬の質の良い砂は、サラサラしていて脚抜きが良くスピードが出やすくなっています。

一方、地方競馬の砂は、パサパサとしていて踏み込むと深く沈むのでスピードが出にくくなっています。

なので、地方競馬の方がパワーが勝敗を分けると言われています。

各競走馬の血統を比較する際は「パワーのある血統」を探すのがおすすめです。

混合G1でスピードタイプが勝つ理由

地方競馬では、各馬のパワーを見極める必要があります。

しかし、混合G1や中央競馬からの転入してきたスピードタイプの馬が圧勝するレースを見かけた事がある人も多いと思います。

「パワータイプが有利って言ったのにスピードタイプが勝ってるじゃないか!」と怒る人もいるかもしれません。

しかし、これは中央競馬から転入してきた競走馬のスピードが速すぎる事が原因となります。

パワー勝負をする前にスピードで置いていかれてしまうというケースも地方競馬では珍しくありません。

中央競馬で勝てなくて地方競馬に転入してきた馬でも、地方馬と比べると圧倒的なポテンシャルを秘めているといったパターンです。

中央から転入したばかりで人気となっていない馬がいれば、意外と美味しい馬券になるかもしれないので、見落とさないようにしましょう。

連対率の高いジョッキーは買い

中央競馬のトップジョッキーになると連対率が「40%」を超えてきます。

3レースに1回以上は馬券に絡むという恐ろしい成績です。

しかし、このジョッキーの実力の差は地方競馬の方が大きいと言われています。

実際に、連対率が「45%」を超えているジョッキーも存在します。

全国どのレース場でも好成績を残しているジョッキーもいれば、特定のレース場だけ異様に連対率が高いジョッキーもいます。

血統で軸馬を判断出来ない時や同じような評価の競走馬が複数いる時に迷った時は、ジョッキーの成績・連対率で選ぶのも効果的です。

しかし、地方競馬のジョッキーに大きな実力差がある事は、ファンにとって当たり前の常識となっています。

なので、トップジョッキーが騎乗するというだけで、他の馬よりも明らかに払戻オッズが低くなるレースも出てきます。

あまりにも払戻オッズが低い時は、トリガミにならないように購入点数を減らす、または低いオッズの組み合わせは賭ける金額が増やす等の工夫を行いましょう。

また、ジョッキーの成績で軸馬を選び時は、全国平均連対率ではなく「当該レース場の連対率」を比較する事をおすすめします。

各レース場の特徴に合わせた予想を覚える

地方競馬で勝つためには「各レース場の特徴を覚える」のが必須となります。

有名所を挙げると川崎競馬場は「超小回りコース」で知られています。

超小回りコースは、先行馬が圧倒的に有利になるので、差し・追込よりも逃げや先行といった脚質の馬に注意を払う必要が生じます。

一方、船橋競馬場は、「スパイラルカーブ」と呼ばれている特殊なコースレイアウトをしています。

入り口から出口にかけてカーブがキツくなるので、馬群がバラバラになりやすいといった特徴があります。

さらに、短距離であれば差しや追込にもチャンスがあったりと、先程の川崎競馬場とは特徴が全く異なっています。

全ての競馬場の特徴を覚えるには、かなりの時間が必要になるので、まずは自分のホームのレース場の特徴から徐々に覚えていきましょう。

「競馬場の名前+特徴」で検索をすれば、簡単に情報がヒットするので、時間がある時に勉強してみてください。

オッズの変動には気を付ける

予想方法とは少し異なりますが、地方競馬は「オッズが変動しやすい」といった特徴があります。

特に締め切り5分前から、いっきにオッズが上がる・下げる事も多々あります。

せっかく当てた馬券がトリガミにならないように、オッズの変動には気を付けましょう。

まとめ

地方競馬が当たらないと言われる原因は意外とシンプルなものばかりでした。

中央競馬には地方競馬にしかない特徴があるので、中央競馬と同じ感覚で予想をしても馬券が当たらないのは当たり前です。

地方競馬で馬券を当てる、しっかりとプラスにするためには、地方競馬に合わせた予想方法を見つける必要があります。