競馬予想をしている時に「パドック」でレース直前の馬の様子を確認しているという人も多いですよね。

パドックの確認する事で得られる情報も多いので、重宝している競馬ファンは多いと言われています。

パドックで確認しなければいけないと言われているのが「入れ込み」です。

今回は、競馬初心者の人で今すぐ実践出来るパドックの入れ込みの確認ポイントを解説していきます。

パドックの入れ込み確認は予想に必要?

普段は出走表のデータやインターネット投票でしか馬券を購入していないという人も増えています。

そのような競馬ユーザーの中には「そもそもパドックの確認って重要なの?」という疑問を持っている人も多いと言われています。

確かに、パドックを確認せずにレース結果を予想したり、馬券を買ったりする事は可能です。

しかし、パドックにはパドックでしか得られない情報も数多くあるんですよ。

レース直前の馬の様子がわかる

パドックを確認する最大のメリットは「レース直前の各馬の様子を確認出来る」といった点です。

多少のバラつきはありますが、基本的にはレース本番の30分前からパドックで出走する馬の周回が行われます。

最初はスタッフに連れられた状態で、途中からジョッキーが騎乗してパドック内をゆっくりと歩いて周ります。

パドックを歩く各馬の様子を見ながら、当日・直前の各馬の調子を見比べる事が出来ます。

本命に推そうとしていた馬の調子が悪く、第二・第三候補の馬の方が調子が良さそうだと感じて購入する組み合わせを変えた事で見事馬券が当たったという経験を持つ人も多いようです。

パドックは活用方法が多岐にわたる

パドックの確認には「活用方法が多い」といった特徴もあります。

先程解説した各馬の調子の善し悪しだけではなく、各馬の発汗状態や精神状態といった細かな箇所を見ている人も多くいます。

競馬の予想方法と同じで、パドックの見方には正解がありません。

競馬ユーザー1人1人が自分なりの確認ポイントを持っているんですよ。

定期的にパドックを見る癖をつける事で、他のユーザーが気付いていない自分だけの情報が見つかるきっかけになるかもしれません。

興奮している落ち着きがない馬は入れ込んでいる

パドックで多くのユーザーが気にしているのが「入れ込み(イレ込み)」です。

イレ込んでいる競走馬は、レースで100%の力を発揮する事が難しいと言われています。

なので、レースに出走する各馬の入れ込み具合を比較する事がレース予想の精度アップに繋がります。

入れ込みの確認ポイントは以下となります。

慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、意外と簡単に覚えられる、覚えておいて損はない、なのでこの機会に覚えてみてはいかがでしょうか?

落ち着きがなく興奮している

パドックでの入れ込みを確認するポイントとして最も簡単で覚えやすいのが「興奮しているかどうか」です。

パドックを周回している各馬の様子を比較していき、他の馬よりも落ち着きがない様子や明らかに興奮している場合は、入れ込んでいるという事です。

各馬の興奮度合いや落ち着きのなさは、どうしても主観になってしまいますが、前後の馬と比べると判断しやすいかな?と思います。

汗の量が多い

「汗の量が多い」というのも入れ込みを確認するポイントの1つです。

「パドックなんかで汗の量なんか判断出来るの?」と疑問に思う人も多いかと思います。

実は、パドックで周回している時でもしっかりと発汗を確認する事が出来るんですよ。

初めて馬の汗を見た人の多くは「汗の白さ」に驚きます。

人間は体温を下げるために汗をかきますが、馬は緊張や精神的に興奮した時に汗をかきます。

簡単に説明すると「汗を出す汗腺が違う」という事です。

少し話は逸れましたが、馬は遠目から見ても分かる白い汗を出すので、パドックを周回している時でも発汗を確認する事は可能です。

パドックで周回している時に明らかに発汗量が多い場合は、入れ込んでいると判断する事が出来ます。

口周りに泡が出る

最後の入れ込みの確認ポイントは「口周りの泡」です。

パドックを歩いている時に口周りに泡のようなものが溜まっているのが入れ込んでいる証拠となります。

また、口周りだけではなく、ゼッケン付近や脚の付け根といった箇所にも泡が出ている時は特に注意が必要です。

入れ込みが酷くなると、口から泡を垂らしている状態の競走馬もたまにいます。

口周りや体のどこかに泡が生じていないかチェックしてみてください。

うるさいのと入れ込みは違う

パドックでの入れ込みで勘違いしてしまう人が多いのが「うるさい馬」です。

競走馬も人間と同じで1頭1頭性格が全く違います。

普段から大人しい馬もいれば、常に血気盛んな馬もいます。

パドックでうるさいからといって、入れ込んでいると判断しないようにしましょう。

うるさい馬と入れ込んでいる馬の判断方法としては「目の血走り」が挙げられます。

普段からうるさい馬は、鳴いたり暴れたりしても目が血走っていない事が多く、逆に入れ込んでいる馬は目が血走っていると言われています。

うるさい馬なのか、入れ込んでいるか判断を迷った時は「目」を見るようにしましょう。

入れ込みを予想に反映させるのは難しい

最後に「入れ込みを予想に反映させるかどうか」ですが、この点についてはかなり難しいと言えます。

そもそも本当に入れ込んでいるのかどうかが判断出来ない、入れ込んでいても100%の力を出せる競走馬もいる等、理由は様々です。

パドックで入れ込みを確認して明らかに調子を落としている、力を発揮出来ないと感じた馬以外は安易に馬券から外すのは危険なのかもしれません。

入れ込むとスタミナを大量に消費する

入れ込んでいる競走馬はレースに勝てないと言われる理由が「スタミナの消費」です。

興奮して入れ込んでいる時は、冷静さを失っていてレース開始までに大量のスタミナを消費します。

普段よりスタミナがない状態でレースを走る事になると勝てる可能性も低くなります。

スタミナに定評がある馬でも、入れ込んでいた事が原因でラストスパートで失速するといったケースも多くなっています。

スタミナ勝負になるケースが多い中距離以上のレースで出走する馬が入れ込んでいる場合は、細心の注意を払いましょう。

入れ込みは迷った時の判断材料

先程述べた通り、入れ込みは競馬歴の長いファンでも予想・馬券に反映させるかどうか判断に迷う難しいポイントとなっています。

もちろん、パドックでの入れ込みを無視する事が出来ませんが、あまり重要視し過ぎるのも危険だと言えるでしょう。

自分なりの入れ込みの活用方法が見つかるまでは「迷った時の判断材料」程度に考えておくのが無難なのかもしれません。

同じような強さ・条件の競走馬でどちらかを選ばなければいけないといったケースで入れ込みを有無で判断するといった感じです。

パドックで入れ込みの確認・比較をしながら自分なりの活用方法を探してみてください。

まとめ

競馬のパドックは「入れ込み」を確認する事でレース直前の馬の状態を把握する事が出来ます。

入れ込んでいる馬は、レース前からスタミナを消費してしまっている可能性が高い等、レースで不利になるというリスクが生じています。

今回紹介したパドックでの各馬の入れ込みの確認ポイントを駆使して、馬券・収支の安定に役立ててみてください。