競艇を始めたばかりの初心者の人が迷いやすいのが「購入点数」です。

自分なりの予想方法や舟券の買い方が見つかるまでは、1レースでどれぐらい買えば良いのか判断出来なかったという経験を持つ人も多いと思います。

購入点数は、少なければ不安になるし、多ければプラスが少なくなるしと、意外とバランスが難しいんですよね。

そこで、今回は競艇のおすすめの購入点数について解説していきます。

3連単のおすすめ購入点数は「6~8点」と「10~20点」

「何点買うの?」という疑問を持つ人が最も多いのが「3連単」ですよね。

3連単は全ての舟券の中で最も売上が高い、当てるのが難しい分、当たった時の平均払戻金額が高いといった特徴があります。

3連単でおすすめの購入点数は、ズバリ!「6~8点」と「10~20点」の2つとなります。

なぜ2パターンあるのかというと「本命狙いレース」と「穴狙いレース」では、おすすめの購入点数が異なるからです。

舟券を買うレースで自分の予想が本命狙いになったのか、穴狙いになったのかで、臨機応変に購入点数を変えていくのも競艇で勝つためのコツの1つなんですよ。

本命狙いは購入点数を絞るのが基本

本命狙いの場合は「購入点数を絞る」のが基本となります。

競艇は、他の公営ギャンブルと比べると本命決着になりやすいといった特徴があります。

人気の組み合わせで決着しやすい事を多くの競艇ファンが知っているので、人気の組み合わせは平均払戻オッズが10倍を下回る事も珍しくありません。

3連単の払戻オッズが10倍以下になるレースで、10点も20点も買うとどうなるか、すぐに想像出来ますよね?

予想通りに舟券が当たっても、払戻金額が購入金額を下回る「トリガミ」になる可能性が高くなります。

せっかく舟券が当たったのに、収支がマイナスでは意味がありませんよね?

なので、競艇の本命狙いは出来るだけ無駄な舟券を省かなければいけません。

本命狙いだけで勝負している人の中には「1レース4点以下しか買わない」という人もいるほどです。

本命狙いをする時は「6~8点」をベースに、予想に自信がある時に限り、もう少し購入点数を減らしてみるのがおすすめです。

穴狙いは取りこぼしを防ぐために少し多めに購入する

本命狙いは、出来るだけ購入点数を絞らなければいけません。

一方、「穴狙い」は「出来るだけ取りこぼしを防ぐ」必要があります。

せっかくレースが荒れたのに、購入点数を絞り過ぎて高額配当を取り逃すのを避けなければいけません。

穴狙いの際は「10~20点」がおすすめの購入点数となります。

本命狙いよりも購入点数が多い理由として「当たった時の払戻金額が高い」といった点が挙げられます。

10番人気以下の組み合わせになると、払戻オッズが20倍や30倍を超えるといったレースも珍しくありません。

なので、本命狙いよりも少し余裕を持って多め(広め)に舟券を購入する事が出来ます。

もちろん、無駄な舟券は省かなければいけません。

しかし、穴狙いは3着予想が難しいので、3着を全通り(流し)で購入してカバーするといった買い方もおすすめです。

本命狙いよりも取捨選択が難しいですが、1レースで最大限の利益を得るために、頑張って無駄な組み合わせを省いていきましょう。

あまりおすすめは出来ませんが、特大万舟が出る!という自信がある場合は、「○-全-全」といった1着だけを1艇に絞って残りの着を全通り買うのもありです。

無駄な舟券を買わずにトリガミを防ぐ事を意識する

本命狙い・穴狙いを問わず、競艇で舟券を買う時は「トリガミにならない」事を最も意識しなければいけません。

舟券が全く当たらないよりは、赤字(トリガミ)でも当たった方がマシだという意見も存在します。

しかし、トリガミは当たっていても収支がマイナスだという事実は変わりません。

また、少しでも当たった方がマシという考えが定着してしまうと、購入点数が増えてしまいがちになります。

例えば、全てのレースで舟券を外すとして、

A.1レース500円で10レース中トリガミが0回の日
B.1レース1000円で10レース中トリガミ(-500円)が5回の日

どちらがトータルのマイナスが多いでしょうか?

Aの10レースでの赤字は「500×10=5000円」
Bの10レースでの赤字は「1000×10-2500(トリガミで回収した金額)=7500円」

となります。

Bは、10レース中5レースも賭け金の半分を取り返しているのに、トータルの赤字はAの1.5倍という驚きの結果となりました。

上記は簡単な計算なので、現実でも同じ事が起きるわけではありません。

しかし、購入点数を増やしてトリガミになるよりも、購入点数を減らしてトリガミをなくした方がお得だという事は理解して貰えたと思います。

競艇で勝つたいと考えている人は、まずは無駄な舟券を減らす事から始めてみてください。

3連単以外の舟券のおすすめ購入点数

「3連単以外の舟券は何点買うのがおすすめ?」という声もチラホラ見かけます。

そこで、ここでは3連単以外の舟券のおすすめ購入点数を簡単に解説しておきます。

舟券の種類によっておすすめの購入点数は違うので、せっかくなのでここで覚えておくと良いでしょう。

2連単は「基本1点」、穴狙いの時のみ「3~5点」

3連単に次いで売上が多いのが「2連単」です。

3連単よりも当てやすい事から人気となっています。

しかし、2連単は3連単よりもさらに平均払戻金額が低いといった特徴があります。

1番人気の多くは「1.2~2倍以下」になります。

2倍以下の本命狙いをする際は「1点買い」が基本となります。

1点以上買ってしまうと、当たった時にトリガミになる可能性が高いからです。

どうしても本命狙いで2連単を複数点買いたい!そんな時でも最大で2点まで、トリガミにならないようにそれぞれの払戻オッズを見て賭ける金額を調整するようにしてください。

一方、2連単で穴狙いをする時も3連単の時と同様に少しだけ購入点数に余裕が出来ます。

しかし、3連単よりも払戻金額が低いので「3~5点」までに抑えるようにしてください。

3連複は「1~2点」

競艇の3連複は、1番人気の払戻オッズが「3倍前後」に落ち着く事が多いので「1~2点」がおすすめの購入点数となります。

本命狙いをする時は1点、もしくは本命1点+抑え1点の合計2点までにしましょう。

穴狙いの場合のみ「3~5点」まで購入点数を増やす事が可能です。

3連複は買い方が難しい舟券と言われる事もあるので、購入点数が増えすぎないように注意しましょう。

その他の舟券は「1点買いのみ」

3連単・2連単・3連複以外の舟券は「1点買い」以外は厳禁となります。

本命狙いをするとオッズが「1.0~1.1倍」になるケースがほとんどなので複数点の購入は不可能です。

また、単勝・複勝・ワイドといった舟券は売上が低く、数千円程度賭けただけでオッズがガラッと変わる事も珍しくありません。

自分が賭けた事が原因でトリガミになる可能性もあるので、1点を大量購入するのもNGです。

1点あたり300~500円以内でオッズ変動の様子を見る事をおすすめします。

まとめ

今回は「競艇は何点買うのが良いの?」という疑問に答えていきました。

購入する舟券によって適切な購入点数は異なります。

競艇を始めたばかりだという人は、今回紹介したおすすめの購入点数を目安に舟券を買ってみてください。