競馬・馬券を購入している多くの人の目標の1つが「万馬券を当てる」事だと思います。

ガチガチレースでコツコツとお金を増やすといった楽しみ方もあります。

しかし、せっかくギャンブルをするのであればドカンと1発当ててみたいとついつい夢を追いかけたくなります。

今回は、競馬の知識や経験がない初心者でも実践出来る万馬券の狙い方を紹介します。

初心者が万馬券を狙うには3連単と3連複

競馬の万馬券(払戻倍率100倍以上)を狙うためには、複数ある馬券の中から適切な馬券を選ぶ必要があります。

単勝・複勝・ワイドといった馬券は、比較的的中確率が高い反面、的中時の払戻オッズが低くなっています。

的中率が高い馬券は、レース結果がかなり荒れないと100倍を超える事は滅多にないと覚えておきましょう。

初心者が万馬券を狙う時には、「3連単」と「3連複」の2つの馬券が適しています。

3連単は、1~3着になる競走馬の着順を1つも間違える事なく当てる馬券です。

一方、3連複は、1~3着になる競走馬を着順問わず当てる馬券となっています。

3連単と3連複は、数ある馬券の中で最も予想するのが難しい馬券となっていますが、当たった時の払戻オッズが最も高くなる馬券でもあります。

3着以内に1頭でも人気の薄い競走馬が入賞するだけで払戻オッズが100倍を超える事も珍しくありません。

競馬初心者で万馬券を狙いたいという人は、3連単・3連複のどちらかを選ぶようにしましょう。

馬単(2連単)で万馬券を狙うのは初心者に難しい

レースが荒れれば1着と2着の着順を当てる「馬単(2連単)」でも払戻オッズが100倍を超える事もあります。

3連単・3連複よりも2連単の方が理論的な的中確率が高い事から、「馬単の方が万馬券を狙いやすいのでは?」と考える初心者の人も多くいます。

残念ながら、初心者の人には馬単での万馬券狙いはオススメ出来ません。

馬単で万馬券を狙うには、「万馬券になりそうな(荒れそうな)レースの見極め力」が必須となるからです。

競馬は、3着以内が荒れる確率はそこそこ高くなっていますが、1着2着は意外と人気決着する事が多くなっています。

競馬の知識・経験がない初心者の人は、そもそも荒れるレースの見極めが出来ないので馬単で万馬券を当てるのは、かなり困難だと言えるでしょう。

万馬券が出やすいレースの特徴を紹介

荒れるレースの見極めが出来ない競馬初心者の人でも、万馬券が出やすい(荒れやすい)レースの

特徴を覚えておく事で効率良く万馬券を狙う事が出来るようになります。

目の前にある全てのレースで万馬券を狙うと、半日で数万円以上負けてしまう事になるので絶対に辞めてください。

馬場状態が悪いレース場で勝負する

万馬券が出やすい(荒れやすい)レースの条件として最も有名となっているのが「馬場状態の悪さ」です。

レース前日・当日に雨が降るとコース場の芝やダートが水を含んで重くなります。

重くなった馬場は、足を取られたり滑ったりとかなり走りにくくなります。その結果、人気馬が実力を出し切る事が出来ずに着外になり、レースの払戻オッズが跳ね上がります。

馬場状態は、JRAの公式ホームページに記載されていますが、出来ればLIVE映像等で自分の目で確かめた方が良いでしょう。

近年の競馬コースは水はけがかなり良くなっているので、レース直前に少し雨が降った程度では馬場状態が悪くならない事も珍しくありません。

万馬券を狙う時には、前日や当日の朝からしっかりと雨が降っているレース場を選ぶと良いでしょう。

また、競馬は芝の成長(育成)具合でも走りやすさが異なると言われています。

綺麗で走りやすい開幕週は、逃げが決まりやすい傾向があります。芝の成長が早い春から秋にかけての開幕週のレース場も万馬券の狙い目となります。

長距離よりも短距離の方が荒れやすい

レース・コースの長さによっても荒れやすさは異なります。

競馬では、走る距離が長くなればなる程、実力差がハッキリすると言われています。

逆に言えば、走る距離が短ければ実力がない馬でもチャンスがあるという事です。

1200~1400mの短い距離のレースは、実力よりもミスをしない事が重要となります。

レース距離が短いので、スタート時の出遅れやコース取りのちょっとしたミスを挽回する事がかなり困難となっています。

また、同じ短距離でも芝とダートでは、「芝」の方が荒れやすい傾向があります。

ダートは、コースの内側・外側を問わず、全ての競走馬がほぼ同じ環境で走る事が出来ます。

しかし、芝になると内側コースは荒れてデコボコ、外側コースは綺麗で走りやすくなっているからです。

芝コース短距離レースが最も万馬券が出る可能性が高いと覚えておきましょう。

万馬券を狙うための馬券の買い方を把握する

万馬券が出る可能性があるレースの判別が出来るようになって終わりではありません。

万馬券を狙うための馬券の買い方を覚える事も大切です。

払戻オッズが100倍を超える組み合わせを適当に買っていても、万馬券はなかなか当たらず負け額ばかりが増えていきます。

出来るだけ無駄を省いた効率の良い馬券の買い方を覚えましょう。

ボックス買いよりも軸一頭マルチ

3連単で万馬券を狙う場合、初心者の人の多くが「ボックス買い」を選択します。

選んだ馬のうち3頭が3着以内に入賞する事が出来れば的中となるので、取りこぼしが少ないといった魅力があります。

しかし、ボックス買いは購入点数が多くなりがちです。

5頭選んだだけで購入点数は「60点」となり、最低ベッド額である100円でも「1レース6000円」が必要となります。

1日5レースで万馬券を狙う場合、5頭ボックスでは「3万円」かかってしまいます。

選ぶ頭数を増やせばそれだけ購入点数・必要金額が増えていきます。

3連単ボックス買いで万馬券を狙う場合は、多くても5頭までに抑えておいた方が無難です。

一方、軸一頭マルチ買いは、1~3着に必ず入賞するだろうという競走馬を1頭選びます。

その1頭が1~3着に入る組み合わせを全て購入するといった買い方になります。

軸一頭と相手馬4頭の合計5頭を選んだ場合の購入点数は、「36点」です。

5頭ボックス買いよりも24点少なくなっています。

1レースだけで見ると24点で2400円の節約しか出来ませんが、5レースになると差額は1万円を越えてきます。

出来るだけお金を節約しながら万馬券を狙いたいという場合は、軸一頭マルチ買いを検討してみてください。

3連複はボックス買いでも問題ない

3連単の場合は、ボックス買いをすると購入点数が増えすぎてしまいます。

しかし、3連複は3連単よりも購入点数が少ないのでボックス買いでも問題ありません。

3連複5頭ボックスで10点、6頭ボックスでも20点となります。

しかし、3連複でも購入点数が増え過ぎるのは良くありません。

多くても7頭ボックスの35点までに抑えるようにしてください。

まとめ

競馬初心者には難しいと思われがちな万馬券狙いですが、ポイントの把握するだけで意外と簡単に万馬券は狙えます。

万馬券が出そうな(荒れそうな)レースの特徴を覚えて、荒れないレースで勝負しない。

馬券を購入する時は、出来るだけ無駄を省いて効率良く万馬券を狙うだけです。

今回紹介した万馬券の狙い方は、競馬に関する知識・経験をほとんど必要としません。

記事を読んで気になったという人は試してみてはいかがでしょうか。