数多くあるギャンブルの中でも特に多くのユーザーを抱えていると言われているのが「競馬」です。
毎週地上波で競馬の予想番組やレースの生放送が行われているので、親近感があるという人も多いと思います。
しかし、競馬は実は「年間100万負け」が余裕で出来る危ないギャンブルなんですよ。
今回の記事では、競馬で年間100万負けが出来る理由を1つずつ解説していきます。
少ないお金で遊べるけど上限なく賭けられるのが競馬
競馬を他人に勧める時によく耳にするのが「1点100円から遊べる」といったセリフですよね。
「1レース100円で遊べるなら少しぐらい遊んでみても良いかな」と思わせて、徐々に金銭感覚を狂わせてくるのが競馬の真の姿です。
競馬を始めたばかりの人は、周りを見回してみてください。
どこに「1レース100円で遊んでいる人」がいるんでしょうか?
恐らく、どこにもいないと思います。
寧ろ、ほとんどの人が競馬初心者が驚くような金額を1レースに賭けている方が多いと言えるでしょう。
競馬は数分で数万円を溶かせるギャンブル
競馬と同様に多くのユーザーを抱えているのが「パチンコ・パチスロ」です。
内容は全く異なりますが、同じギャンブルだという点は変わりません。
2022年2月現在、パチンコ・パチスロで年間100万負けをするのは意外と難しくなっています。
そもそも、パチンコ・パチスロは1日5万円を負ける確率がそこまで高くありません。
パチスロに関しては、2月から変わった「規制」が原因でお金を使うスピードが従来よりもかなり遅くなっています。
パチンコに関しても、高速出玉で過去最高の盛り上がりと言われていますが、1000円を使うのにどれだけ早くても数分はかかってしまいます。
パチンコ・パチスロで1日5万~10万円を負けるには1日かかりとなります。
一方、競馬はというと「マークシートを塗りつぶす」「ネットでタップする」たったこれだけで10万円以上を賭けられますよね?
ちなみに、競馬は「1レースに賭けられる金額の上限ない」といった特徴があります。
要するに、賭けたいだけ賭けられるという事です。
パチンコ・パチスロで1日かかる5万円以上の負けを数分間で決着する1レースで使う事が競馬では可能となっています。
1レース5000円でも年間100万負けはあっという間
1レースに賭けられるお金に上限がない競馬ですが、1レースに大金を賭ける人なんて滅多にいません。
多くの人は1レース「3000円~1万円」ぐらいで遊んでいます。
「それぐらいなら年間100万円も負けないでしょ」
いいえ。その考えはかなり甘いと言えるでしょう。
JRA(中央競馬)では、毎週末の土曜日・日曜日にレースが開催されています。
基本的に全国の3場の各競馬場で1日12レース「1日合計36レース」が行われている事になります。
1レース3000円としても、36レース全てで馬券を買うといくらになりますか?
「3000円×36レース=10万8000円」です。
行われているレース全てで馬券を買うという人はいないと思います。
しかし、ある程度競馬歴が長くなると、購入するレース数が増えていく傾向があります。
競馬をする日は「5レース程度」馬券を買うという人が多いと言われています。
1レース3000円~1万円、1日5レースと単純に計算しても「1万5000円~5万円」という金額を使う事になります。
さらに、土日の両方で競馬をすれば倍になり「1週間で3万~10万円」、1ヶ月にすると「12万~40万円」という計算になります。
もちろん、毎月のお小遣いを使い終われば次のお給料日まで競馬を控えるという人がほとんどです。
ですが、制限がなければ簡単にこれだけお金を使えるという事は覚えておきましょう。
1ヶ月で10万円以上を簡単に使えるなら、年間100万負けをするのも不思議ではありませんよね。
競馬は思っている以上に当たらない
先程は「使う額・使える額」だけを計算しました。
「馬券が当たった事で得られるお金が含まれていない!」と憤慨している人もいるかもしれません。
しかし、競馬ってそんなにポコポコと当たるギャンブルなのでしょうか?
答えは簡単「いいえ」ですよね。
競馬以外の各公営ギャンブルの1レースの最大出走数(艇・車・人)は、競艇6艇・オート8車・競輪9人となっています。
では、競馬はの1レース最大出走数はどれくらいでしょうか?
上記の流れ的には「10~12頭ぐらいかな?」という感覚になるかもしれません。
しかし、競馬の1レースの最大出走数は「18頭」です。
競艇の3倍、オートや競輪の2倍と1レースで出走する数が競馬だけかなり多くなっています。
しかも、多くのレースが12頭以上、メインレースになると16頭や最大出走数の18頭になります。
そんなレースの結果を定期的に当てられる人はいませんよね。
どれだけ的中率が高い人でも、3連単で10%程度でしょう。
確かに、馬券を買って得られるお金もあります。
しかし、一般の人が買った馬券が当たるのは10回に1回程度です。
低い確率で当たった馬券のお金では焼け石に水レベルです。
年間100万負けを回避出来る理由にはなりません。
ギャンブル依存症はなってからでは遅い!今すぐ競馬をやめよう
ここ数年のJRAのCM展開やコラボ等で、競馬に興味を持ち始めた人も増えています。
競馬初心者はほぼ全員が「自分はギャンブル依存症にはならない」と考えています。
ですが、決められた金額以内で遊び続けられる、趣味程度に購入額を抑えられる人は、ほんの一握りなんです。
多くの人は、少なからず予算オーバーをしてしまいます。
その予算オーバーを繰り返す事で徐々に競馬にハマっていき、気付けばギャンブル依存症に陥っていたというケースがかなり多くなっています。
ギャンブル依存症になってからでは手遅れです。
自分は平気だと考えている人も今すぐ競馬から離れましょう。
気付かない間に負けている
JRAだけで言えば、レースが行われるのは基本的に土日のみです。
開催されている日数が少ない事から、賭ける金額を抑えられると考える人もいます。
残念ながら、競馬は開催日数が少ない分、一度に賭ける金額が増えやすくなっています。
先週の負け額を忘れて、気にせずいつも通り馬券を買っていると気付かない間に負け額が膨れ上がります。
当たった時の快感が忘れられなくなる
競馬を続ける理由は「当てたい」からですよね。
「まだ当てた事がない」という人よりも、「過去に馬券が当たった時に快感が忘れられない」という人の方が多いのではないでしょうか?
人間は、一度でも成功の体験をしてしまうと、その時の快感や達成感がやみつきになってしまいます。
それがギャンブル依存症の正体の1つでもあります。
当たった時の快感や成功体験をする前に競馬はやめておくのがベストです。
まとめ
競馬は、日本にある数多くのギャンブルの中で年間100万負けが余裕で出来てしまうギャンブルです。
メディア展開のおかげで親近感を持ちやすくなっていますが、実はギャンブル依存症になりやすいといった危険性も持っています。
ギャンブル依存症になった後に依存症から抜け出すためには、病院に通ったり周りの人に助けてもらわなければいけなくなります。
年間100万負けをする、依存症になる前に競馬をやらない、馬券を買わない努力をしましょう。