競艇には「舟券転がし(コロガシ)」という遊び方があります。

1つ目のレースで得た払戻金を全て次のレースで賭けるといった方法です。

舟券転がしにはメリット・デメリットがあるのでしっかりと把握しておく事が大切となります。

今回は、競艇の舟券転がしを成功させるためのポイントを紹介します。

舟券転がしとは?

舟券転がしとは、1つ目に賭けたレースで得た払戻金を全額次のレースで使用する賭け方の事を指します。

成功すると雪玉を転がした時のようにドンドンとお金が増えていく事から「転がし」という名前が付けられたと言われています。

舟券転がしのメリット

舟券転がしの最大のメリットは「的中すれば必ずプラスになる」といった点です。

また、1点賭けの舟券転がしは、少ない軍資金をある程度まとまったお金まで増やせるというメリットもあります。

当たれば必ずプラスになるので回収率の向上や安定にも期待出来ます。

舟券転がしのデメリット

舟券転がしのデメリットは、転がしに失敗する(予想が外れる)と収支がマイナスになるといった点です。

転がしに成功し続ければドンドンお金は増えていきますが、途中で舟券が外れてしまうと全て台無しになってしまいます。

また、転がす回数が増えれば増える程、理論的に難しくなる事もデメリットの1つです。

競艇転がし成功の秘訣

舟券転がしは、払戻金を次のレースに全額賭けるといった点以外は細かなルールがありません。

舟券転がしを始める前に自分なりのルールを明確にしておく事で、転がしがグダグダになって失敗するリスクをある程度軽減する事が出来ます。

目標を設定する

舟券転がしのルールで一番最初に決めておいた方が良いのが「目標」です。

これは金額ではなく「回数」を指します。

転がしを成功させるには「辞め時」を見極める事がかなり重要となります。

的中率が一定(変動しない)と仮定した際に、

的中率が70%であれば、連続で成功する確率は「70%・49%・34%・24%」と連続回数が増えていく程、成功率が下がっていきます。

的中率が50%まで落ちてしまうと連続成功率は「50%・25%・13%・6%」となります。

1回目の成功率は20%しか差がないのに回数が増えるとドンドン差が開き4回目になると成功率に4倍の差が生じます。

5回程度なら当てられるだろうと考えている人も多いですが、意外と5回連続で転がしが成功する確率は低くなっています。

目標回数の目安は舟券的中率によって変わりますが、的中率が高い人でも3~4回を上限にしておいた方が成功しやすくなります。

基本的には1点買い

舟券はスタート金額や途中の増えた軍資金に問わず、賭け方を統一させる必要があります。

最も簡単な方法が「1点買い」です。

1点買いはトリガミを心配する必要がなく当たれば必ずお金は増えるので初心者や面倒な計算が嫌いな人でも簡単に行えます。

目標回数成功時は最初からやり直す

無事、目標の転がし回数を達成した場合はその時点で撤退しても問題ありません。

もう少し増やしたい、舟券転がしを楽しみたいという場合は、最初からやり直してください。

成功した際のプラス分から次回のスタート金額を捻出出来るので、最初からやり直ししていれば万が一失敗してもマイナスになる事はありません。

1回でも転がしを成功した場合は「プラスになった分だけで遊ぶ」という事を忘れないようにしましょう。

スタート金額は少なくても良いが出来れば500円以上が望ましい

少ない軍資金でも楽しめるのが舟券転がしのメリットです。

100円からスタートしても問題はありませんが、100円スタートだと成功時に思ったよりお金が増えなかったとガッカリしてしまう可能性があります。

平均払戻オッズが2.0倍で4回転がしを成功した場合の回収率は「1600%」となります。

100円スタートで4回転がしを成功しても「1600円」にしかなりません。

しっかりと勝ったという実感を得たい場合にはスタート金額を少し多くしておく必要があります。

平均払戻オッズが同じ2.0倍でも500円で4回成功させると「8000円」、1000円では「1万6000円」となります。

しかし、スタートの金額が大きくなり過ぎると失敗した時のマイナスも大きくなるので注意してください。

舟券転がしを成功させるには「舟券の種類」が重要

舟券転がしを成功させるポイントの1つに購入する「舟券にの種類」が挙げられます。

この記事では上記のルールで解説した「1点買いの舟券転がし」を行います。

1点買いは当たれば必ずプラスになるので的中率がかなり重要となります。

競艇の中で最も的中率が高いのは「複勝」、次いで高いのが「単勝」となっています。

しかし、複勝と単勝は払戻オッズがかなり低く2.0倍を下回る事がほとんどなので舟券転がしには適していません。

転がしに適している舟券は「2連複」または「2連単」の2種類です。

着順を問わず1着2着を当てる2連複は、的中率がそれなりに高く払戻オッズが「2.0~3.0倍」になる事が多いので当たった時の払戻金額にも期待が出来ます。

また、着順が関係ないので1番人気の艇が2着になってしまった場合でも、もう1艇さえ当てていれば的中となるといった安心感もあります。

一方、2連単は1着と2着を順番通りに当てる必要があるので2連複より的中させるのが難しくなっています。

しかし、舟券が当たった時の払戻オッズが2連複よりも高いので転がし成功時の払戻金額に期待出来ます。

1着2着の着順を当てる自信がない時は2連複、着順までしっかりと当てる自信がある時は2連単という使い分けをする事も出来ます。

あまり自信がない、出来るだけ成功率を上げたいと考えている場合は全て2連複で問題ありません。

「1号艇にインコースが強い選手がいるレース」を選ぶ

適当に1番人気の2連複・2連単を購入しているだけでは舟券転がしは成功しません。

1点買いの舟券転がしは当たれば必ずプラスになるので払戻オッズよりも「的中率」を重視する必要があります。

的中率を重視すると「1号艇にインコースが強い選手いるレース」を選ぶ事になります。

インコースに強いとは1号艇の1着率が70%以上、2着率が80%以上を目安にすると良いでしょう。

基本的にはA1級の選手が1号艇に乗っているレースになると思います。

「A2級の選手でも良いのでは?」と考える人も多いですが、A2級の選手はA1級の選手と比較すると安定感が欠けます。

また、A2級選手は同じ階級でも技術力に大きな差があります。

中にはインコース1着率が40%を切っているA2級の選手もいます。

舟券転がしは、的中しないと失敗となります。成功率を上げるには出来るだけ信頼度の高いA1級でさらにインコース成績の良い選手がいるレースを探してください。

まとめ

競艇の舟券転がしを100%成功させる方法はありません。

しかし、予め自分のルールを決めておいたり、転がしに適した舟券やレースを選ぶ事で成功率を上げる事は可能です。

舟券転がしでお金を増やしてみたい!と思った人はこの記事の成功させるためのポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。