「マーチンゲール法」は、数あるギャンブルの必勝法の中でも特に高い知名度があります。
基本的にはカジノで使用される必勝法ですが「競馬で活用する事は出来ないか?」と考えた事がある人も多いと思います。
今回は、マーチンゲール法が競馬に通用するのか、通用する場合の条件をまとめてみました。
マーチンゲール法とは?
有名な必勝法のマーチンゲール法ですが、初めて耳にしたという人もいると思います。
簡単にマーチンゲール法を説明すると「勝つ(当たる)まで賭け金を倍にしていく方法」です。
それだけでギャンブルに勝てるの?と疑う人もいますが、前回より賭け金を大きくする事で当
たった際のリターンが大きくなるので理論上必ず勝てる賭け方となっています。
マーチンゲール法のメリット
マーチンゲール法の最大のメリットは「誰でも簡単に使える」といった点です。
勝負をして負ければ次の賭け金を倍にするだけなのでギャンブルに慣れていない計算が苦手な人でも問題なく使用する事が出来ます。
また、負け続けても当たるまで根気強く続ければ当たった際に必ず利益が出るシンプルさも魅力の1つです。
さらに、当たった際は必ずプラス収支になるので、勝ち逃げをしやすくなっています。
マーチンゲール法のデメリット
魅力的なメリットがあるマーチンゲール法ですが「膨大な軍資金が必要になる」というデメリットが存在します。
負ける度に次回の賭け金が倍になっていくという事は、負ける度に1回で失うお金が多くなるという事でもあります。
負けている途中で撤退する事が出来ないマーチンゲール法は、途中で軍資金がバースト(0になる)になる事だけは絶対に避けなければいけません。
マーチンゲール法に向いているギャンブルとは?
マーチンゲール法は、使用するギャンブルに向き不向きがあります。
基本的には当たる(的中)確率が50%で払戻オッズが2倍のギャンブルに向いています。
ルーレットやトランプゲーム等、マーチンゲール法に適しているギャンブルが多い事からカジノで使用する人が多くなっています。
競馬でマーチンゲール法が通用条件
的中確率と払戻オッズのバランスが重要となるマーチンゲール法が競馬で通用するのは「単勝」と「複勝」のみとなっています。
競馬は、1レースで最大18頭と出走する馬の数が多いので、そもそもの的中率が高くありません。
的中率が低い3連単や馬単でもマーチンゲール法を使用する事は可能ですが、当たるまでに軍資金がバーストしてしまうリスクの方が高くなります。
軍資金と的中率のバランスを考慮すると競馬では単勝と複数しかマーチンゲール法は使用しない方が良いと言えます。
単勝でマーチンゲール法が通用条件
競馬の単勝馬券でマーチンゲール法を使用する際に需要となるのが「払戻オッズ」です。
各レースの1番人気のオッズが「2倍を超えているレース」のみ馬券を購入する事が可能です。
「2番人気や3番人気ではダメなのか?」という疑問が生まれますが、競馬は「1番人気の馬の勝率が最も高いギャンブル」となっています。
1番人気以外の馬でマーチンゲール法を使用すると当たった時に得られる金額が大幅にアップします。
しかし、2番人気以下が1着を取る平均確率は10%以下となっています。
理論上は10回に1回程度当たりますが、運悪く10回連続でハズれてしまった時の事を考えましょう。
1回目が1000円スタートすると
2回目が2000円、3回目が4000円と雪だるま方式でドンドンと賭け金が増えていきます。
10回目の課金は1回目の課金の512倍となるので1回で約51万円、トータルで100万円以上負けている事なります。
的中率が低すぎるギャンブルにマーチンゲール法は向いていないので、1番人気の単勝は買わない方が良いでしょう。
一方、1番人気の平均勝率は約30%前後と言われているので、3回に1回程度の確率で的中するのでマーチンゲール法でも負けにくくなります。
複勝でマーチンゲール法が通用する条件
1~3着以内に入賞する馬を予想する複勝馬券は、単勝馬券よりも的中率が高くなっています。
また、競馬の1番人気の馬の1~3着以内の入賞確率は70~80%と言われています。
単勝馬券より的中率が高い反面、払戻オッズが低くなっています。
中には1番人気の複勝オッズが1.0倍と当たっても賭けた金額が返ってくるだけというレースも珍しくありません。
しかし、的中率が7~8割あるとマーチンゲール法では負けにくいという事になります。
単勝のように2倍以上のオッズがなくてもマーチンゲール法を活用する事は可能です。
連敗しにくい複勝馬券の目安となる1番人気のオッズは1.2倍となります。
当たりやすい、負けにくい反面、単勝馬券のようにまとまったお金を得る事が難しいという点に注意してください。
オッズの確認と軍資金に合わせたスタート金額の調整が必須
公営ギャンブルの中で最も的中率が低いと言われている競馬でも条件さえ揃えばマーチンゲール法で勝つ事が可能です。
しかし、単勝・複勝の1番人気の馬券を適当に買っているだけではいけません。
まず、当日のレースの中で1番人気がしっかりと1着(複勝の場合は1~3着)になりそうなレースを探す必要があります。
また、1番人気が来そうなレースを見つけた場合でもオッズが2倍(複勝の場合は1.2倍)を下回っていない事を確認してください。
馬券購入は出来るだけ締め切り時間ギリギリを狙う
競馬は、人気(投票数)によってオッズが変動します。締め切り1時間前と締め切り時間ギリギリのオッズにズレが生じるのが当たり前です。
マーチンゲール法は、当たった時の払戻オッズが重要となるのでオッズに大きな変動が起きにくい締め切り時間ギリギリに馬券を購入した方が無難です。
特にメインレース以外の売上が少ないレースは、誰かが大金をポンと賭けるとオッズが大きく変わるので注意してください。
締め切り時間ギリギリに馬券が購入出来ない場合は、馬券購入を見送った方が無難です。
軍資金に合わせてスタート金額を調整する
当たるまで賭け続けなければいけないマーチンゲール法は、軍資金に合わせてスタート金額を調整する事が必須です。
軍資金が1万円しかないのに1000円スタートをするとたった数回で軍資金がバーストしてしまいます。
競馬は、1点100円から賭ける事が出来るので軍資金が少ない場合は100円からスタートするのも良いでしょう。
単勝で1点1000円からスタートしたいと考えている場合は、最低でも5万円程度は用意した方が安心です。
あまり大きな金額の軍資金を用意出来ないという場合は、複勝馬券でコツコツと軍資金を増やしてから単勝馬券に移るのもアリです。
まとめ
ギャンブルで有名なマーチンゲール法は、競馬でも使用する事が可能です。
しかし、適当に馬券を購入しているだけではすぐに軍資金がバーストしてしまいます。
的中率の高い単勝・複勝馬券でそれぞれの1番人気のオッズが2倍・1.2倍を超える時のみマーチンゲール法を使用出来ます。
また、競馬でマーチンゲール法を使用する際は、軍資金の多さや目標金額によって購入する馬券を選択する事も重要です。
競馬の必勝法を探しているという方は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。