長い期間競馬をしていると全く勝てない、負け続けるスランプに陥る事があります。
何をしても馬券が当たらない、せっかく当たったけど全然プラスにならない等、スランプにも様々な種類が存在します。
スランプに陥ると競馬自体が楽しくなくなる事も珍しくありません。
今回は、競馬で勝てなくなったスランプに陥った時に効果のある対処方法を紹介します。
結論から言うと、競馬で勝てない時はレースの選び方を絞りましょう。
負け率を減らすことが競馬で勝てない時の対処方法です。
競馬で勝てない時は購入するレースを絞る
スランプでも競馬から離れたくない!という人も少なからず存在します。
競馬から完全に離れるとソワソワしたりイライラして逆にストレスになる人もいます。
そのような場合に効果的な対処方法が「馬券を購入するレースの厳選」です。
今までは、開催されていて馬券が買えるレース全てを購入していたという場合は、馬券を購入するレースを厳選しましょう。
レースを厳選する事で、購入するレースの予想に使える時間が大幅に増えます。
数多くのレースで馬券を購入している時は、1つ1つのレースの予想にかけられる時間が限られていました。
しかし、1日3レースのみやメインレースのみに絞るだけになると慌ただしく馬券を購入する必要がなくなります。
短時間の予想では見る事が難しかった出走馬のパドックでの様子や細かな情報までしっかりと把握する事が可能となります。
予想に必要となる情報がいつもより多くなる事は、予想の精度を向上させる事に繋がります。
考えても当たらないからといって数撃ちゃ当たる作戦を実践するのではなく、じっくりと予想をして当たりそうなレースのみに狙いを絞ってください。
荒れる要素が少しでもあるレースは馬券を買わない
馬券を購入するレースの選び方の1つとして「荒れる要素が少しでもあるレースは馬券を買わない」といった点も忘れないようにしましょう。
競馬で勝つためには、どれだけハズレ馬券を減らせるかという事でもあるので「荒れそうだな」「自信がないな」と思ったレースは馬券を買わない方が無難です。
スランプの時は「荒れるレースなんて分からない!」と考えますよね。
いつスランプに陥っても問題ないように荒れる要素を事前に覚えておきましょう。
最初の荒れる要素が「騎手」です。どんなに強い馬がいても息の合った騎手が騎乗していなければ馬の強さは大幅にダウンしてしまいます。
G1等の大きい舞台に慣れていない騎手やデビューして間もない経験の浅い騎手が人気馬に騎乗している場合は注意が必要です。
次いで「馬の状態」が挙げられます。調教内容や事前に発表される調教タイムが他の出走馬より明らかに遅い場合は荒れる可能性が出てきます。
また、パドックの周回で落ち着きがなかったり、異様に汗をかいているのはコンディションが悪い可能性があります。
最後の荒れる要素が「馬場状態」です。
1レース目は綺麗で走りやすそうなコースも馬が走る度に状態は悪くなっていきます。
見た感じでは綺麗で走りやすそうに見えるコースも後半レースになるとデコボコしてきます。
特に、有利にレースを進められるインコースは馬場状態が悪くなりやすい傾向があります。
また、雨や雪等の天気が悪い日はさらに馬場状態が悪くなりやすくなっています。事前情報で馬場状態が「良」や「稍重」の場合でも実際はかなり走りにくくなっている可能性もあります。
馬場状態が「重」「不良」となっているレースはさらに予想が困難になるのでスランプの時には馬券を買わないようにした方が無難です。
的中率の高い馬券を選択する
大きな配当を夢見て3連単馬券ばかり購入していませんか?
予想が絶好調の時は意外と当たるかもしれませんが、スランプになると全く当たらなくなるのが競馬の3連単です。
そもそも競馬の3連単は、簡単に当たられる物ではありません。
少なくても8頭前後、最大で18頭が出走する馬の中から1~3着を順番通りに予想しなければいけません。
「人気順に買えばそれなりに当たるのでは?」と考えるかもしれませんが、競馬の1番人気の勝率(1着になる確率)は約30%と言われています。
2番人気や3番人気はさらに下がっていくので単純に人気順に3連単を買っていても勝てる確率はかなり低いと言えるでしょう。
また、3連単の的中率を重視し過ぎてしまうと購入点数がドンドン増えていき、気付けば100点以上になっている事も珍しくありません。
当たれば問題はありませんが、スランプだと100通り購入してもハズれてしまう事がほとんどだと思います。
スランプで予想が当たらなくなった時は、競馬の中で最も当てるのが難しい3連単以外の馬券を選ぶ事も有効です。
1着2着の着順を予想する馬単や着順不問で3着以内に入賞する3連複の馬券を検討してみてください。
馬券的中時の払戻金額は3連単より低くなってしまいますが「的中率が高い」といったメリットが得られます。
スランプの時は、払戻金額の大きさではなく「予想が当たる感覚」や「負けない事」を意識する事が大切となります。
また、馬単や3連複は「3連単よりも購入点数を大幅に抑えられる」といったメリットもあります。
さらに、馬単と3連複であれば予想が的中した場合にもそれなりの払戻金額に期待が出来るのでモチベーションを失わずに済みます。
当たる感覚を取り戻しつつ、ある程度の払戻金額に期待が出来、負けた場合もマイナス額が少ない3連単以外の馬券で調子の良い時の感覚を取り戻してスランプを脱出したという人も多くいます。
競馬で勝てない時は時間を空ける
競馬でスランプに陥った時に多くの人が間違えてしまうのが「当たる(勝つ)まで続ける」といった点です。
ジリジリと減っていく軍資金や口座の残高を見て焦ってしまい、当たる根拠のない大きな勝負に出てしまう人も珍しくありません。
スランプに陥ってからの負け額を一気に取り戻そうと普段は買う事のない穴馬券に手を出したという経験がある人も多いのではないでしょうか。
スランプで勝てなくなった人の多くは、最初に冷静さを失います。冷静な判断が出来なくなった状態では予想もなかなか当たりません。
スランプから脱出するには、競馬と距離を取り冷静さを取り戻す事が大切となります。
毎週末に競馬をしているという場合は、土日のどちらに予定を入れて競馬の事を考えないようにしたり、思い切って数週間競馬から遠ざかってみるのも良いでしょう。
今までより競馬をするペースを抑える事で競馬に対する執着や負け続けているストレスから開放されます。
さらに、競馬をしなくなる事でお金が減るスピードも緩やかになるので、気持ちだけではなく財布の中身にも余裕が出てきます。
気持ちや財布に余裕が出来る事で徐々に冷静さを取り戻して行く事が出来ます。
ある程度、冷静さを取り戻した時には軍資金にも余裕が出来ているといった点も競馬と距離を取るメリットの1つです。
スランプで負け続けていた時には気付かなかった新しい予想方法に気付くきっかけにもなるかもしれません。
スランプに陥った時は「負けている金額を早く取り戻そう」という考えを捨てて思い切って気分転換をしてみましょう。
競馬で勝てない理由
競馬で勝てない理由について話したいと思います。
競馬というものはギャンブルの1つであるということを理解していますか?ギャンブルには宝くじやパチンコ、カジノなども含まれます。
なぜこれらで勝てないのかと言いますとすべてが期待値が100%未満であるからです。
掛け金に対して75%しか返ってこないギャンブル
期待値は掛け金に対して返ってくる金額の割合です。競馬では約75%、パチンコは約85%。宝くじに至っては約45%しかありません。
つまりギャンブルというものは基本的に親、ディーラーが勝つようにできています。期待値というのは多くの試行回数が増えれば増えるほど期待値に収束するようにできています。やればやるだけ負けてしまうということです。
3連単を当てればとか、穴を狙えばとかで当たったとしてもそれは一時的に勝てるだけです。
ましてや親側からすればお客さん全体には期待値どおりしか返却していませんので、レースをするごとに25%ずつ儲かるようになっているので関係ありません。
これを理解して負ける前提で楽しんでいるならば構いませんし、宝くじをするよりは競馬の方がよっぽどいいです。
ここまで負ける理由を簡単に話しましたがギャンブル、競馬というものは期待値に収束することから勝てないようになっていることが理解できましたか?
実際に競馬で勝っている人は少なからずいます。そのような人はごく僅かでオッズの歪みや期待値以上の馬を見抜くだけのデータを何年もかけて集めている人に限ります。この領域になるのは半端な気持ちでは無理です。
私は負けることを前提として熱くなりすぎず楽しみながらすることを勧めます!
データ分析に時間をかけても難しい
競馬でなかなか勝てない理由は、いろいろな要素がからみあって競馬の結果が決まっているからです。
いろいろな情報をもとに競馬の予想を行いますが、すべての情報を網羅している人はほとんどいないはずです。
馬や騎手などの情報をしっかりチェックしているつもりでも、何かしら抜け落ちていることはよくあります。
たとえば馬のコース実績に注目して予想を組み立てたとします。
もし東京競馬場で4回走って4回とも1着だったら、とても魅力的なコース実績です。ですがもしその馬が1600mまでしか好走できない馬だった場合、1800m以上のレースでは好結果を残すことができません。
コース実績は優れていても、距離実績がないため凡走してしまいます。距離実績がないことを見落とせば馬券が当たりませんので、競馬で負けてしまい勝てません。
これはまだわかりやすい例ですが、他にもまだまだ見落としがちな要素はあります。
馬場が重や不良だとまったく走らなかったり冬場の成績が極端に悪い、特定の騎手との相性が悪かったり外枠がダメだったりなど、競馬の結果に関係する要素を挙げていけばきりがありません。
これらすべての情報をふまえて予想しない限り、どうしても何かしらの要素を見落としてしまいます。その要素を見落とすと馬券が的中しませんので、損失を重ねることになってしまいます。
何かしらを見落としていてもたまたまうまくいって勝つこともありますが、毎回勝てるわけではありません。完璧な予想をしようとしたらあらゆるデータを徹底分析しなければいけませんが、競馬にそこまで時間を割けるは人は多くないはずです。つまり競馬が複雑過ぎることが、競馬で勝てない理由です。
オッズで判断してしまうと勝てない
競馬で勝てない一つ目の理由はオッズを考慮に入れることです。
オッズはみんなが勝てると思うほど低くなります。つまり、オッズを考慮に入れるとみんなと同じかけ方をすることになります。
同じかけ方をするということは勝っても全然もらえないということです。大切なことは自身の集めたデータでどの馬が勝てるかどうかを判断することです。オッズはみんなの考えです。
みんなの考え必ず正しいということはありません。もしオッズが低いものが必ず勝つならば、そんな楽なことはありません。
競馬で勝てない二つ目の理由は勘でかけることです。競馬には多くのデータが存在します。
馬のデータはもちろんのことですが今日の天候やコースの状況など多岐にわたるデータが存在します。
データが多すぎると言って自分の勘で勝負をするとデータそしっかり分析した人にはかないません。必ずデータを多く集めたうえでデータの取捨選択をして、どの馬が勝つのかを予想しましょう。
競馬で勝てない三つ目の理由は無謀でもやってみてしまうことです。
競馬で馬に自分のお金を託し戦うのを見るのは楽しいです。しかし、よく考えてください。何のために来ているのでしょう。
馬を見るためだけに来ている人や娯楽でかける人はいいですが、儲けようと考えているならば勝てるときにかけるのは必須の行為です。
逆に言えば、わからない時にはかけてはいけません。
ついつい足が競馬場に向かってしまったから、かけてみようかという漠然とした気持ちで何も考えずかけたことはありませんか。それでは勝率は下がってしまいます。必ず勝てると思ったときにかけましょう。
まとめ
スランプは、競馬をしていれば誰でも陥る事があります。
スランプで負け続けているからといってヤケになり、手当り次第色々なレースの馬券を購入するのは無謀です。
冷静さを取り戻すために少し競馬から距離を取ったり、的中させやすい馬単や3連複等の馬券を活用して調子の良い時の感覚を取り戻す事に努めましょう。