競馬で勝つためには「無駄を省く」事が重要です。当たらない所謂ハズレ馬券の購入をどれだけ減らすかで回収率は大きく異なってきます。
そんな馬券の無駄を究極に省いたのが「一点買い」です。
1レースにつき1点しか購入しないといった方法で、馬券が当たれば当該レースは必ずプラスになります。
今回は、競馬の一点買いでオススメの馬券の買い方を紹介します。
一点買いは当たれば必ず回収率100%を超える
競馬の一点買いは、馬券の種類を問わず馬券が当たれば必ず回収率が100%を超えます。
競馬は、他の公営ギャンブルと比べると1レースで出走する数(競走馬)が多い事から、プレーヤーの人気が割れやすいからです。
どれだけ人気を集めても払戻オッズが「1.0倍」になる事はほとんどないので、当たったのにお金が減ったというガッカリな結果になる心配はありません。
馬券が当たれば必ず勝つ(お金が増える)、外れれば負ける(お金が減る)というシンプルさも一点買いの魅力です。
馬券の買い方によって的中率も安定する
一点買いは、的中率が悪いという印象を持っている人も多いと思います。
馬単や3連単といったそもそもの的中確率が低い馬券での一点買いは、確かに的中率はかなり悪くなります。
そもそもの的中確率が悪い馬券は、購入点数を広げて買う事を前提としているからです。
しかし、馬券の中には単勝や複勝といった的中確率が他の馬券と比べると高い券種もあり、工夫1つで的中率をある程度安定させる事が出来ます。
一点買いだけで勝つ事を目指す場合は、目の前のレースで適当に勝負をするのではなく、レース選びや上手な馬券の買い方を習得する事が必須となります。
一点買いでオススメの馬券は単勝と複勝
一点買いでオススメの馬券の種類は、「単勝」と「複勝」です。
1レース1点しか購入する事が出来ないという縛りがあるので、出来るだけ理論的な的中確率が高い馬券が適しています。
1着のみを当てる単勝と3着以内になる馬を当てる複勝は、まさに一点買いのための馬券と言えるでしょう。
あまり馴染みがない人が多い複勝ですが、競馬の1レース最大出走数は18頭での理論的な的中確率は「16.6%」とかなり高くなっています。
また、出走する競走馬の実力差がハッキリしている場合は、馬連やワイドの一点買いも効果的です。
しかし、的中確率が高い馬券は「払戻オッズが低い」という特徴があるので注意しましょう。
また、1レースで賭け金を10倍や20倍以上に増やしたいと考えている場合は、一点買いはオススメしません。
単勝と複勝では狙うレースが違う
的中確率が高いという共通点がある単勝と複勝ですが、一点買いで狙うレースや馬券の買い方は少し異なります。
単勝は「1着になる可能性が高い1番人気の馬」を狙い、複勝は「3着以内になる可能性が高い1番人気以外の馬」を狙います。
単勝は、1番人気の馬が1着になっても払戻オッズが1.0倍になる事は滅多にないからです。
馬券を買う人のほとんどが「1着はこの馬しかいないだろう」と考えて人気が集中した場合でも、単勝であれば「1.2~1.5倍」になります。
一方、3着以内になる馬を1頭当てる複勝は「当たりが3つある」といった特徴があります。
単勝の1番人気を複勝で買うと人気が集中し過ぎた場合は、払戻オッズが「1.0倍」になる事があります。
一点買いをしたのに払戻オッズが1.0倍だと、当たってもお金は増えないのに外れるとお金が減るという損しかしない状態になってしまいます。
複勝一点買いで勝つには「1番人気以外で3着以内になる馬を狙う」事が重要となります。
馬券別の狙い目オッズ
競馬歴が長い人は、自然と1番人気になる馬や人気がないのに活躍しそうな馬を見分ける事が出来ると思います。
しかし、競馬を始めて日が浅い、ほとんど馬券を買った事がない初心者~中級者の人は、出走表やパドックを見ただけで馬の善し悪しを判断する事は難しいでしょう。
一点買いで競馬を楽しむ際に、大まかな目安は以下となります。
- 単勝→2.0~5.0倍
- 複勝→2.0~5.0倍
- 馬連→5.0~10.0倍
- ワイド→2.0~10.0倍
必ずこの払戻オッズの範囲内でなければいけないという事はありません。
一点買いで的中率と回収率をある程度安定させるには、このあたりの払戻オッズが妥当だろうという目安だと思ってください。
単勝・複勝で「1.9倍以下」をオススメしない理由として「リスクの方が高くなる」といった点が挙げられます。
毎レース同じ賭け金の場合、払戻オッズが2倍を超えていれば2回に1回当てる事でプラスマイナスゼロを目指せます。
しかし、払戻オッズが1.9倍以下になると2回に1回当ててもマイナスになる可能性が高くなります。
リスクとリターンを比較すると払戻オッズが1.9倍を下回るレースは見送った方が無難だと言えるでしょう。
もちろん、払戻オッズが1.9倍を下回っていても「この馬しか考えられない」と自信がある場合は勝負しても問題ありません。
波乱が起きにくいレースを選ぶ
馬券の一点買いで勝負する際に気を付けなければいけないのが「波乱」です。
人気馬が負けて大穴・高配当になるレースの事を指します。
多点買いの場合は、波乱を考慮して購入点数を増やす事でもしもに備える事は出来ます。
しかし、一点買いは保険が効かないので出来るだけ波乱が起きにくい環境が揃ったレースで勝負をする事が求められます。
天候は晴れで馬場状態が良いレース
馬はデリケートな生き物で、極端に雨を嫌う馬も珍しくありません。
また、レースをするコースが雨で泥濘んでいると踏ん張りが効かず、本来の実力を出し切る事が出来なくなります。
一点買いをする時は、天候が晴れで馬場状態が良いレース場を選ぶ事が基本となります。
馬場状態は、JRAの公式サイトで発表されている情報でも問題ありませんが、出来ればレース直前のLIVE映像で確認しておいた方が良いでしょう。
ひと目見ただけでコースがデコボコしていると感じた場合は、コースが荒れている可能性が高いので注意してください。
レースには、全ての馬が1着を狙える「ハンデ戦」も存在します。
出走する馬の実力・実績に合わせて背負う斤量の重さを変えています。
ハンデによって実力差がなくなると波乱が起きやすくなります。
ハンデ戦は、一点買いには適していないので勝負しないようにしましょう。
まとめ
競馬の一点買いで勝つのは難しいと考えている人は多くいます。
しかし、実際は馬券やレース選びを工夫するだけで的中率・回収率をある程度安定させられる買い方でした。
1レースで高配当を狙う事は難しい一点買いですが、単勝や複勝を活用する事でコツコツとお金を増やしていく事は可能です。
一点買いに興味がある、出来るだけシンプルに競馬を楽しみたいという人は、今回の記事を参考にした一点買いを試してみてはいかがでしょうか。