今回の記事では「日本歴代最強牝馬ランキング」を発表していきます。
もちろん、「最強の定義」は競馬ファン1人1人で異なります。
なので今回は、筆者の独断と偏見によってランキングである事を予めご了承ください。
それでは、ランキングの発表をしていきましょう!
ランキング1位!「アーモンドアイ」
筆者が推したい日本歴代最強牝馬ランキング1位は、ズバリ「アーモンドアイ」です。
牝馬としてではなく、歴代日本競走馬ランキングでも上位に食い込む人気を誇る名馬です。
通算成績15戦11勝・獲得賞金約19億1000万円。
2022年現在、生涯獲得賞金は日本競走馬の中で堂々の1位となっています。
獲得したG1タイトルの数も「9個」と歴代トップで、そのうちの5個が牡馬との混合レースでの勝利という点もインパクト抜群ですよね。
アーモンドアイを語る上で欠かす事の出来ない3歳時の「ジャパンカップ」での世界レコードは日本だけではなく世界中の競馬ファンの度肝を抜きました。
史上5頭目の牝馬三冠達成、ドバイターフでの勝利等、伝説や逸話が多い牝馬としても有名ですよね。
実績・エピソードと全ての点で多くの人が納得出来る最強牝馬ではないかな?と思います。
ランキング2位!「ダイワスカーレット」
ランキング1位のアーモンドアイとどちらを1位にするのか迷った「ダイワスカーレット」が最強牝馬ランキング2位です。
通算成績12戦8勝・獲得賞金約7億8000万円という成績を残しています。
獲得したG1タイトルの数が「4個」と獲得数は多くないように感じてしまいますが、「出走したレース全てが2着以内」という恐るべし実績を持つ牝馬です。
逃げ馬として活躍したダイワスカーレットですが、差し比べをした時には競り勝つ事が多く驚異的なパワーとスタミナを兼ね備えた名馬としても知られています。
同期で最大のライバル「ウォッカ」との数々の名勝負は未だに競馬ファンの語り草となっています。
ダイワスカーレットとウォッカが通算成績は「3勝2敗」とダイワスカーレットの方が勝ち越していた事もあり、ウォッカよりも上の順位にしました。
ランキング3位!「ジェンティルドンナ」
最強牝馬ランキング3位は「ジェンティルドンナ」です。
あの名馬「ディープインパクト」を父に持つ超エリート血統の牝馬としても有名ですよね。
通算成績19戦10勝・獲得賞金約13億2000万円。
生涯で獲得したG1のタイトル数が「7個」と、父であるディープインパクトと同じ数なのが印象的ではないでしょうか。
牝馬三冠を獲得した後に、「ジャパンカップ」と「有馬記念」も獲得するという唯一無二の実績を残している事から、最強牝馬に推す競馬ファンも多くいます。
また、筆者の中では「様々な距離に対応出来る」といった点も高評価の一因となりました。
主戦場は中距離でしたが、朝日杯フューチュリティステークスや有馬記念といったマイル・長距離のG1タイトルもしっかりと獲得しているのがその証拠です。
インパクトの強い実績を残している一方、意外と負ける事も多いという意見に納得が出来たのでこの順位にしました。
ランキング4位!「ウォッカ」
ダイワスカーレットの生涯のライバル「ウォッカ」が最強牝馬ランキング4位となります。
「日本ダービー」「ジャパンカップ」を含めたG1タイトル「7冠」は流石の一言です。
通算成績22戦10勝・獲得賞金約13億3000万円。
牝馬として54年ぶりに日本ダービーを制した際は、日本中の競馬ファンの話題を掻っ攫いました。
獲得したG1タイトルやダイワスカーレットとの名勝負から、歴代最強牝馬の声も多くあります。
ですが、海外成績が4戦0勝だったり、東京以外の競馬場を少し苦手としていた点から少しランキングを下げました。
それでも、今でも語られる事からトップクラスの実力と人気を兼ね備えた名馬と言えるでしょう。
ランキング5位!「ブエナビスタ」
数多くの名馬と激闘を繰り広げた「ブエナビスタ」も最強牝馬の1頭ですよね。
通算成績23戦9勝・獲得賞金約14億7000万円。
通算成績は、他の牝馬と比べると少し物足りなさを感じるブエナビスタですが、馬券にはしっかり絡む等、競馬ファンからの期待にはしっかりと応えていた記憶に残る1頭です。
9勝のうちG1タイトルが「6個」というのも最強である証拠ではないでしょうか?
古馬になってからは、有馬記念と宝塚記念2着を2回、海外のドバイシーマクラシック2着ともう一歩の所で勝利を逃してしまっています。
競馬場の得意不得意がほとんどなく、全国の様々な競馬場で活躍をしたのも好印象となりました。
ランキング6位!「リスグラシュー」
遅咲きのヒロインとして人気を博した「リスグラシュー」をランキング6位に推します。
デビュー当初からある程度活躍をしていたリスグラシューですが、実は初めてのG1タイトル獲得は4歳の秋と少し遅めでした。
しかし、初めてG1を獲得した「エリザベス女王杯」から立て続けにG1タイトルを3個獲得するという活躍を見せました。
さらなる活躍が期待される中、少し早い引退が発表された時は多くの競馬ファンが引退を惜しみました。
もう少し現役が長ければ、G1タイトルの獲得数をもう少し伸ばせたのではないか?という声も多くあります。
通算成績22戦7勝・獲得賞金約12億1000万円。
遅咲きなので成績自体は突出していませんが、2019年に「JRA賞年度代表馬」と「最優秀4歳以上牝馬」に選ばれています。
間違いなく、トップクラスの高いポテンシャルを持っている牝馬と言えるでしょう。
ランキング7位!「シーザリオ」
最強馬として高い人気・知名度を持つ「スペシャルウィーク」の子どもとして活躍した「シーザリオ」も牝馬の中では突出した成績を残しています。
故障により現役で活躍した期間が3歳春までとかなり短いので評価が分かれる牝馬でもありますが、たった6戦だけで数多くの競馬ファンの記憶に残るレースをしました。
通算成績6戦5勝・獲得賞金約2億2000万円。
現役期間の短さ、生涯出走レースの少なさが目立ちますが、日本の競走馬として初めてアメリカのG1を獲得しています。
2005年の「オークス」と同年の「アメリカンオークス」の日米オークスを勝利した実績だけでも最強牝馬ランキングの上位に食い込んでおかしくはないと考えました。
ランキング8位!「エアグルーヴ」
現役引退から時間が経っても最強牝馬として名前を聞くのが「エアグルーヴ」ではないでしょうか?
通算成績19戦9勝・獲得賞金約8億2000万円。
獲得したG1タイトル数は「2個」と成績自体は少し物足りなさを感じます。
しかし、天皇賞(秋)を獲得した1997年には「JRA賞年度代表馬」に選ばれる、高い人気を集めました。
また、現役を引退して繁殖牝馬となってからG1馬を輩出するといった活躍を見せています。
まとめ
筆者が考える歴代最強牝馬ランキングはいかがだったでしょうか?
「そこは違う!」「あの名馬を入れてくれ!」という声も多いと思いますが、中には納得の牝馬もいたと思います。
競馬ファンの中で永遠に討論される「最強」ですが、ぜひこの機会にアナタ自身の最強ランキングも考えてみてください。